税理士と司法書士と弁護士の違い
相続手続は、どのような専門家に依頼すればよいのでしょうか。
税理士
税理士は「税務」の専門家ですので、相続税申告のサポートが主な業務となります。
戸籍収集や遺産分割協議書の作成を代行している税理士もおりますが、税理士は相続税の申告業務がメインとなります。
当事務所では信頼できる相続に強い弁護士や司法書士をご紹介しておりますので、揉めてしまった場合や相続税を支払う可能性がある場合でも、先ず当事務所にご相談いただければ各種相続手続を当事務所が承った上で、必要に応じて最適な弁護士・司法書士をご紹介させていただきます。
相続が発生している方のご相談は無料でございますので、相続のお悩みをお持ちの方はお気軽にお問合せくださいませ。
司法書士
先ず、司法書士は「登記」の専門家でございますので、相続する不動産の名義変更(相続登記)は司法書士に依頼する必要があり、この相続登記は税理士や行政書士では行うことができません。
また、相続登記のために必要となる戸籍収集や遺産分割協議書の作成なども、相続登記と合わせて司法書士に依頼することをお勧めいたします。
弁護士
弁護士は「訴訟」の専門家であり、相続における弁護士の主要な業務は、相続人の代理人としての交渉や訴訟です。
特に争いがない場合の各相続手続であれば、一般的に司法書士に依頼した方が費用を抑えられますが、代理人業務は司法書士や税理士は行うことができませんので、遺産分割を巡って紛争になってしまった場合は弁護士に代理人を依頼した方がよいでしょう。
この記事を担当した税理士
新日本税理士法人
代表
池尾 彰彦
保有資格税理士(東京税理士会日本橋支部所属 | 登録番号:86848)・宅地建物取引士・財務金融アドバイザー
専門分野相続税及び相続全般、不動産関連
経歴1998年に千葉県浦安市で開業して以来、相続税や相続から発生する不動産関連業務を行っている。書籍の出版や多くのセミナー講師実績がある。